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海外で入院・手術をしたときの保険金請求方法とは?

ワーキングホリデー、自分探しの世界周遊など、日本を飛び出して世界で活躍する人が増えています。

グローバル企業に勤務するサラリーマンにとっても、海外赴任は将来のステップアップに必要不可欠なものかもしれません。

海外生活には、不安がつきものです。海外旅行傷害保険はもちろん、生命保険、医療・がん保険も備えておくのがベターですね。

海外での入院・手術などの請求には原則英語の診断書が必要ですが、現地語での請求も可能です。

まずは、日本国内での入院・手術と同様、各保険会社から保険金請求書類を取り寄せます。そして、必要事項を記入、診断書を添付して送付すればOKです。

保険金の請求は、原則として帰国後です。現地通貨・口座への支払は不可、日本円・日本国内銀行への支払が基本です。

今回は、海外で入院、手術したとき、生命保険(死亡)、医療、がん保険の請求方法について、ご紹介いたします。

すでに加入している保険は有効?

イスラム圏など紛争地域を除いて、海外赴任になっても保険契約は有効に継続します。

保険会社からの各種ご案内は、送付先が日本国内に限定されています。保険会社に海外赴任を連絡すると、海外渡航届を提出するよう指示があります。

「海外渡航届」の日本国内における住所は、配偶者、父母などの親族が一般的です。

海外赴任中の保険料は、日本国内の銀行から引き落としされます。

なお、海外旅行など一時的な渡航の場合、「海外渡航届」は必要ありません。

海外での入院、手術の支払事情

海外で入院したり手術を受けた場合も、”基本的には”日本国内同様に支払対象です。

なぜ「基本的には」と注釈をつけたかといいますと、保険会社は海外で治療を受けた病院が、”日本国内の病院・診療所と「同等」と認めたとき”と約款で定めているためです。

アメリカやヨーロッパなど、いわゆる先進国であれば、日本と同等の病院・診療所として取り扱われます。

英語での診断書提出が原則ですが、フランス語・ドイツ語などでも一般的にお取扱い可能です。

ただし、英語以外ですと提携会社などで翻訳するので、お支払いまで1か月程度の時間がかかることがあります。

アメリカ・ヨーロッパ諸国以外では、中国や韓国、タイなどのアジア諸国で、各国語で記載された診断書による請求も比較的多いです。

アフリカなど、発展途上国で入院・手術をしたケース

では、アフリカなど発展途上国で入院・手術した場合は、お支払い対象となるのでしょうか。

各国とも都市部には日本と同等と判断できる病院・診療所があります。

そこで、入院や手術をした場合はお支払い対象となる可能性が高いです。

問題は、アフリカで現地人が住む地方や南米の山奥で入院や手術をした場合、日本と同等の病院・診療所と保険会社が認めるかどうかは、保険会社によって判断が分かれます。

実際の請求事例で、インドで急性虫垂炎(盲腸)になり、入院・手術を受けたお客さまの請求を取り扱ったことがあります。

診断書を見た時には、英語ではないことだけは分かりましたが、翻訳の結果、ヒンディー語で記載されていました。

翻訳に3週間ほど時間がかかりましたが、診断書の内容に特段問題点がなかったため、お支払いすることができました。

 

アフリカなど、発展途上国でがんと診断された場合

別の事例ですが、アフリカのナイジェリアで胃がんと診断されたと、がん保険の請求がありました。

この時の診断書も現地語記載されていたため、翻訳前は何語で書かれているかさえ、当然ながらまったく理解できませんでした。

日本と同等の病院・診療所との判断が困難であったこと、請求金額が大きかったこともあり、ナイジェリアでの診断書だけではお支払いせず、お客さまが帰国後に日本の病院で入院、手術をした診断書を提出いただいてから、無事にお支払いとなりました。

海外での入院・手術の請求で、告知義務違反はどうなる?

また、まことに残念なお話ですが、海外診断書による不正請求は一定程度あります。

保険会社では不正請求の対策として、診断書だけではなく、領収書の提出やパスポートの渡航履歴の写しを求めたり、日本の病院での治療後にお支払い可否を判断するケースもあります。

仮に加入後2年以内で、ナイジェリアの診断書に”既往症は肺がん”と記載されていたとしたら、告知義務違反で契約が解除になる可能性があります。

しかし、告知義務違反の立証責任は、保険会社側にあります。

ナイジェリア人医師が書いた診断書だけで、保険会社が契約解除を主張するかは微妙なところです。

保険会社によって対応は異なるでしょうが、日本の医療機関で肺がんの受診履歴を調べてから、お支払いか契約解除かを判断する可能性が高いです。

新たに保険契約をするには?

海外赴任であっても、通常の加入手続きと何も変わりはありません。

ただし、紛争地域など危険度が高い地域への赴任、職業が自衛隊などの場合は、加入を断られることがあります。

まとめ

海外の医療費は概ね高額ですが、少しでも治療費の足しにはなりますので、面倒くさがらず請求することですね。

海外でのリスクを心配して保険を検討しているのでしたら、海外旅行傷害保険やワーキングホリデー保険など、海外でのリスクを専門に保障する商品を検討されることをおすすめいたします。

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